ラスベガス 2019.03.25

レスポンシブル・ゲーミング(責任あるゲーミング)

レスポンシブル・ゲーミング(Responsible Gaming/責任あるゲーミング)

”【コラム】レスポンシブル・ゲーミング (責任あるゲーミング)”

Responsible Gamingとは、ギャンブルサービスを提供・運営・認可する事業者および国・自治体が真摯に取り組むべき社会的責任と活動です。

 ゲーミングは、”ギャンブリング”と同じ意味で使われますが、PCやインターネットの普及によって競技やゲームをプレイすることを含めた幅広いニュアンスを持つ用語として使われます。カジノのギャンブリングという限定的な意味だけでなく、最近では社会やゲーミング産業が持続的に発展することを目的として、国、行政、事業者等によって統制が図られたギャンブリングを「ゲーミング」と表現することが多くなっています。

 Responsible Gamingは、ギャンブリングに関連して起こり得る害について、それを予防・軽減するためのフレームワークとその実践を意味します。フレームワークには、企業の自主的な取り組みから自治体・国の政策・法制までが、独自かつ様々なレベルと形が存在します。Responsible Gamingは、その「対策と取り組み」であり、それらの「概念」でもあります。

 Responsible Gamingには二つのレベルがあります。
 一つは、プレーヤー自身がゲーミングに対して責任をもつミクロレベルの取り組みです。具体的には、教育や啓発プログラムによって、ゲーミングにはどのようなリスクがあり、どのような知識と注意が必要であるかを理解してもらい、その上でゲーミングに参加してもらいます。さらに、消費や損失を伴う娯楽であり、お金や時間の制限が安全な遊びには役立つこと、過度のゲーミングがプレーヤー自身だけでなく家族や職場の人たちも巻き込む問題となってしまうことを理解してもらいます。

 もう一つは、過度のゲーミングや依存症になりつつある人たちの手助けを行ったり、ギャンブル依存者を出さないように事業者や行政、対策機関などが連携して組織的に行うマクロレベルの取り組みです。

 ゲーミング産業から得られた税収の一部を政府や自治体が啓発キャンペーン、予防、ケア、調査の研究や実施を通して社会に再配分する方式(海外ではRevolving Accountと呼ばれる)をとっている国や地域も増えています。

 ゲーミング事業者は、この問題に取り組む民間団体の活動支援、ギャンブリング場からのATMの撤去、自己排除プログラムの提供、専門的なケアが必要となる可能性がある人々への情報提供のサービス体制構築の支援等を提供しています。

 誰かだけが責任を負うのではなく、国や自治体、事業者や関連する組織・団体がそれぞれの「責任範囲」と「対策範囲」を検証しながら連携して、顧客と関係者を「守る」取り組みが「Responsible Gaming(責任あるゲーミング)」です。

(ベティナビオフィシャルサポーター:KTG)

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