ニュース2018.12.06

英国ギャンブル委、子供とギャンブル動向について新しい報告

英国ギャンブル委、子供とギャンブル動向について新しい報告

この報告書は、子供たちが関与している最も一般的なギャンブル行為が、友人間の賭け、両親が購入した宝くじスクラッチ、パブのフルーツマシンでのプレイといった、ギャンブル委員会の直接的な規制管理の枠外にあることを示している。

英国ギャンブル委員会は、先日新しい報告書を発行し、子供達を守るためにはもっと強力な協力関係が必要だと述べた。同ギャンブル規制当局は業界全体の規制当局者と企業が協働することを求めたが、その調査は両親が子供達のギャンブル行為に対して持っている影響力の重要性も示している。

今年の「若者とギャンブル」報告書は、過去12ヵ月間で11歳から16歳の子供達のギャンブルへの関与が増加したものの、その前の年全体に比べれば低いレベルに留まっていることを明らかにしている。しかしその調査は、より多くの子供たちがギャンブルによって害される危険にあることを示した。

この報告書は、子供たちが関与している最も一般的なギャンブル行為が、友人間の賭け、両親が購入した宝くじスクラッチカード、パブのフルーツマシンでのプレイといった、ギャンブル委員会の直接的な規制管理の枠外にあることを示している。それは、若者を保護するために、より協力的で積極的なアプローチが必要であることを強調している。

問題ギャンブルが増加しているにもかかわらず、同報告書によれば、両親がギャンブルについて厳格なルールを決めていると話した子供は19%に過ぎなかった。

ギャンブリング委員会の執行理事であるティム・ミラー氏は以下の様に述べた。「ギャンブルがもたらす害悪から子供を守ることは私達の中で最も優先順位が高いままです。私達が規制権限を持っている分野に於いては、オンラインギャンブルについての年齢確認という私達が最近行った提案のような、未成年者ギャンブルを防止する為のアクションを強化し続けます。しかし、若者がギャンブルで直面するリスクの全てを規制だけで対処することはできません。最新の調査では、子供による最も一般的な形態のギャンブルはギャンブル施設では行われていないことを示しています。一部は友人間の賭けといった合法的なものであり、また一部ではパブのマシンでのギャンブルといった非合法なものです。しかし、リスクのないギャンブルは存在しないので、それら全ては若者にとってリスクとなります。それ故、子供や若者を守る部分的な役割を果たす全ての人々、即ち親、企業、規制当局が協力することが不可欠です。」

先週、同委員会は、18歳以上のプレイが許されていないゲーミングマシンを子供がプレイするのを阻止できていないという深刻な事態を把握するための緊急措置を取るようパブ業界に求めた。更に9月には、17のギャンブル規制当局が同委員会とチームを組んで、ビデオゲーム、ソーシャルゲーム、ギャンブルの間の曖昧な境界によって生じるリスクに対処する為に協働した。同委員会は現在、年齢認証プロセスを強化することについても助言を求めている。


・主な調査結果

先週11歳から16歳の子供達の14%がギャンブルに自分自身の金を使い、これは2017年の12%から上昇したが、2017年以前に見られた割合よりも未だ低かった。

これに対し、先週アルコールを飲んだ子供は13%であり、喫煙したのは4%で、違法ドラッグを摂取したのは2%だった。

先週行われたギャンブルの主な内容は、友人との内輪の賭け(6%)、宝くじスクラッチカード(4%)、フルーツ/スロットマシン(3%)と友人との金を賭けたカード遊び(3%)だった。先週ギャンブルした若者は、この期間中ギャンブルに平均で16ポンド(約2,310円)を支出した。

過去12ヵ月間、11歳から16歳の子供達の39%が自分自身の金をギャンブルに費やした。
うち6%は両親又は保護者のアカウントを使用してオンラインでギャンブルをしている。

31%がコンピューターゲーム又はアプリ内の課金ボックスを開けてゲーム内で使用するアイテムを獲得しようとし、3%がゲーム内で使用するアイテムに賭けたこと(いわゆる『スキンズ』ギャンブル)がある。

59%はギャンブルが危険であることに同意し、同年齢の誰かがギャンブルすることは構わないということに同意したのは14%だった。

回答者のほぼ半数(49%)は、ギャンブルがもたらす問題について誰かが彼等に話したことがあると述べたが、その会話は主に、両親(40%)又は教師(21%)により行われた。

若者の60%は彼等が全くギャンブルしないことを両親が望んでいると考えており、何の話し合いもなくギャンブルについて厳格なルールを両親が決めたと述べたのは僅か19%だった。

11歳から16歳の子供達の1.7%が『問題』ギャンブラーに、2.2%が『危険性がある』に区分されている。

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